書誌事項
- タイトル別名
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- Evaluation of Rewarding Methods Considering Users' Cost Variety
- ユーザのコスト多様性を考慮した報酬配分方法の評価
- ユーザ ノ コスト タヨウセイ オ コウリョシタ ホウシュウ ハイブン ホウホウ ノ ヒョウカ
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抄録
P2P情報共有では,コンテンツ提供など参加ユーザの貢献が不可欠である.しかし,貢献行動はリソースの拠出を伴うため,心理的な負担であるコストが発生する.このため,貢献行動を行わないフリーライダーと呼ばれるユーザが多くを占めることが問題となっている.そこで,ユーザの貢献に適切な報酬を与えて貢献を促進するインセンティブメカニズムが考案されており,貢献行動に伴う主観的なコストに対応可能なインセンティブメカニズムとしてEMOTIVERが提案されている.また,コストを直接的コストと間接的コストに分類したときに,支配的なコストと有効な貢献評価関数の関係が明らかにされている.本稿では,ユーザのコストがより多様な環境で,直接的・間接的コストの支配性がユーザの貢献度に与える影響についてシミュレーション評価を行い,コストに対するEMOTIVERのロバスト性を確認する.また,貢献評価関数の最適性を評価するため,理想的な報酬配分が行われたときの結果とも比較を行う.そして,理想値との差を補償する新たな報酬配分方法を考案する.
収録刊行物
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- 映像情報メディア学会技術報告
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映像情報メディア学会技術報告 32.30 (0), 7-12, 2008
一般社団法人 映像情報メディア学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679503818496
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- NII論文ID
- 110007382866
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- NII書誌ID
- AN1059086X
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- ISSN
- 24241970
- 13426893
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- NDL書誌ID
- 9615083
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可