多視点裸眼立体映像による作業精度の定量的評価 : 建設機械の遠隔操作への多視点裸眼立体映像の適用を目指して(立体映像における人間工学的研究,及び立体映像技術一般)

  • 坂野 雄一
    情報通信研究機構ユニバーサルコミュニケーション研究所:情報通信研究機構
  • 馬田 一郎
    大阪大学脳情報通信融合研究センター
  • 岩澤 昭一郎
    情報通信研究機構ユニバーサルコミュニケーション研究所
  • 奥井 誠人
    情報通信研究機構ユニバーサルコミュニケーション研究所
  • 井ノ上 直己
    情報通信研究機構ユニバーサルコミュニケーション研究所
  • 安藤 広志
    情報通信研究機構ユニバーサルコミュニケーション研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Quantitative evaluations of operating accuracy by automultiscopic 3D images : Toward application of automultiscopic 3D images to remote operation of construction machines
  • 多視点裸眼立体映像による作業精度の定量的評価 : 建設機械の遠隔操作への多視点裸眼立体映像の適用を目指して
  • タシテン ラガン リッタイ エイゾウ ニ ヨル サギョウ セイド ノ テイリョウテキ ヒョウカ : ケンセツ キカイ ノ エンカク ソウサ エ ノ タシテン ラガン リッタイ エイゾウ ノ テキヨウ オ メザシテ

この論文をさがす

説明

災害発生時の危険除去作業では,作業員の安全確保のため,建設機械の遠隔操作が行われているが,その際,作業員は通常の2D映像により現場の状況を把握する.本研究では,建設機械の遠隔操作において多視点裸眼立体映像を用いることにより作業精度が向上するのではないかと考え,複合商業施設内において多数の来場客を対象に,多視点裸眼立体ディスプレイを用いて,ゲーム感覚で楽しめるが課題を建設機械の遠隔操作に類似させた実験を行い,その作業精度を定量的に評価した.その結果,2D映像よりも多視点裸眼立体映像を用いた方が作業精度が高かった.また,2D映像の場合には推定年齢が30歳台前後の男性が最も作業精度が高く,年齢と共に作業精度が著しく低下したが,多視点裸眼立体映像の場合は年齢や性別による影響は比較的少なかった.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ