コンクリート構造の複数室間における人の影響を考慮した電波伝搬(学生若手発表および一般)

書誌事項

タイトル別名
  • Electric Wave Propagation that Considers the Person's Influence Between Two or More rooms of Concrete Structure
  • コンクリート構造の複数室間における人の影響を考慮した電波伝搬
  • コンクリート コウゾウ ノ フクスウシツ カン ニ オケル ヒト ノ エイキョウ オ コウリョ シタ デンパ デンパン

この論文をさがす

抄録

無線LAN、長距離RFIDのような移動体通信がコンクリート壁や人により電波伝搬に影響を受けることに注目して、コンクリートを用いて縮小モデルを製作し、家族が住んでいる部屋の日常生活を想定して人を配置する。そのコンクリート構造における集合住宅内部の電界強度分布の実験を行い、FVTD法を適用した数値計算値との比較を行う。その結果、部屋の仕切りを透過する際に大きく減衰し、計算値と実験値は同様な傾向を示した。また比較対象として複数室間に人がいる場合と無人の場合を比較すると、無人の場合に比べ人がいる場合は、人より波源側では人からの散乱や反射で無人に比べ電界強度が高い値を示し、遠方では人を透過する際に減衰し、無人の場合に比べ電界強度が低い値を示した。このことから人がいる場合は無人に比べて複雑な伝搬をすることが分かった。

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (5)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ