液相合成法により作製したY_3Al_5O_<12>:Ce蛍光体における合成・焼成過程でのCeの状態に関する研究(発光型/非発光型ディスプレイ合同研究会)

  • 村川 琢郎
    鳥取大学大学院工学研究科
  • 大倉 央
    鳥取大学大学院工学研究科:メルク
  • 本間 徹生
    高輝度光科学研究センター
  • 宮本 快暢
    鳥取大学大学院工学研究科:鳥取大学工学部附属電子ディスプレイ研究センター
  • 大観 光徳
    鳥取大学大学院工学研究科:鳥取大学工学部附属電子ディスプレイ研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Study on state of Ce in processes of liquid phase synthesis and burning for preparation of Y_3Al_5O_<12>:Ce phosphor
  • 液相合成法により作製したY3Al5O12:Ce蛍光体における合成・焼成過程でのCeの状態に関する研究
  • エキソウ ゴウセイホウ ニ ヨリ サクセイ シタ Y3Al5O12 Ce ケイコウタイ ニ オケル ゴウセイ ショウセイ カテイ デ ノ Ce ノ ジョウタイ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

液相合成法により作製したY_3Al_5O_<12>:Ce(YAG:Ce)蛍光体に関し、各過程(前駆体→大気焼成→還元焼成)におけるCeの状態をX-ray Absorption Fine Structure(XAFS)測定により解析した。その結果、前駆体中でCeは3価として存在するのに対し、大気中で焼成すると酸化されて4価となり、中間生成物であるY化合物から分離してアモルファス状態で存在していることが確認された。一方Euは大気中で焼成してもYサイトに3価として安定に存在する。以上より、各合成・焼成過程において、発光中心が母体内に取り込まれるか否かは、発光中心元素の酸化還元の活性度に強く依存すると考えられる。

収録刊行物

参考文献 (12)*注記

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