杵体細胞の錐体拮抗型色メカニズムに対する影響(視聴覚の基礎と応用,マルチモーダル,感性情報処理,一般)

書誌事項

タイトル別名
  • Influence of rods to the cone-opponent chromatic mechanisms
  • 杆体細胞の錐体拮抗型色メカニズムに対する影響
  • カンタイサイボウ ノ スイタイ キッコウガタショク メカニズム ニ タイスル エイキョウ

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抄録

ヒトの色知覚には,2種類の錐体拮抗型色メカニズムがある.1つは赤色と緑色を反対色として知覚する|M-L|錐体拮抗型色メカニズムであり,もう1つは青色と黄色を反対色として知覚する|L+M-S|錐体拮抗型色メカニズムである.一方,薄明視では,これら錐体細胞による反対色メカニズムだけではなく杵体細胞も色の知覚に影響を与えることが広く知られている.本研究では3種類の錐体細胞と杵体細胞を独立に刺激可能な4原色光源刺激提示装置を用いて,杵体細胞の錐体拮抗型色メカニズムに対する寄与を調べた.薄明視および明所視条件にて色弁別閾値を測定した.結果は杵体細胞が|M-L|錐体拮抗型色メカニズムに寄与していることを示した.

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