カイコの生長からみた飼育密度

書誌事項

タイトル別名
  • Estimation of the maximum rearing density which has no bad influence on the growth of silkworm larvae, <i>Bombyx mori</i> L
  • カイコ ノ セイチョウ カラ ミタ シイク ミツド
公開日
1975
DOI
  • 10.11416/kontyushigen1930.44.259
公開者
社団法人 日本蚕糸学会

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説明

蚕の齢期別の飼育密度を推定する一方法として, 蚕の成長面よりこれに検討を加え, 概要つぎの結果をえた。<br>1. 原種8品種, 現行指定交雑種2品種の体長, 体幅を測定し, これらの相互関係を解析した結果, 蚕の成長に伴う体長, 体幅の推移は蚕品種によって差が認められたが, いわゆる日本種, 支那種など地域種による一定の傾向は, 見出すことはできなかった。<br>2. 蚕が正常に成長する範囲における飼育最大密度は, 蚕座面積に対する蚕体平面積の占める割合で定まり, その値は全齢を通じて一定であると仮定した。そして, 実験値から1~4齢の眠蚕および5齢の盛蚕において「体長×体幅」で蚕座面積に占める割合を71.5%と算出した。この密度は現行交雑種の普通育において, おおむね蚕座0.1m2あたり, 1齢12,200頭, 2齢3,200頭, 3齢1,250頭, 4齢400頭, 5齢110頭であった。<br>3. 上記の仮定に基づいて推定された飼育密度について, 支131号×日131号および支131号を供試して飼育試験を行なった結果, 各計量的形質に及ぼす悪影響は認められず, この仮定は本試験の範囲では肯定することができた。

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