Studies on the Mechanisms of the Monofluoroacetanilides Poisning to Mammals. Part I

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Other Title
  • Monofluoroacetanilidesの毒性発現機構に関する生化学的研究(第1報)
  • セイタイナイ ノ アニリン オヨビ P-ハロアニリン ノ ビリョウ テイリョウ Monofluoroacetanilides ノ ドクセイ ハツゲン キコウ ニ カンスル セイカガクテキ ケンキュウ 1
  • Microdetermination of Aniline and <i>p</i>-Haloanilines in Biological Materials
  • 生体内のアニリンおよび<i>p</i>-ハロアニリンの微量定量

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Description

Monofluoroacetanilidesの生体内加水分解を研究する目的で,アニリン(An), p-プロムアニリン(pBA)およびp-クロルアニリン(pCA)の生体組織からの微量定量法を検討した.<br>分析法としては,ジアゾ化後カップリング試薬と反応させ比色定量する方法を応用し,カップリング試薬としてはN-(1-naphthyl)-ethylenediamine dihydrochloride (NED)とβ-diethylaminoethyl-α-naphthylamine oxalate (TSUDA試薬)の比較をおこなった.いずれの場合にも呈色時pHの影響があるが,とくにAnでは呈色安定化速度へのpHの影響が著しかった.ジアゾ化時に加える塩酸量と呈色の関係を追求しそれぞれの比色条件を決定した.カップリング試薬としてはNEDがすぐれている.<br>生体組織からの分離定量法としては,マウス組織ホモジネートなどを用い,(1)水蒸気蒸留により分別後比色する方法と, (2)塩酸酸性下で遠心分離し上澄液について比色する方法を試み,それぞれすぐれた結果をえた.<br>前者は基質としてmonofluoroacetanilidesが共存する場合の定量には注意を要する.後者は操作も簡便であり,かつ精度が高く,アニライド類の酵素的分解反応の研究には最も適当であると思われる.

Journal

  • Nippon Nōgeikagaku Kaishi

    Nippon Nōgeikagaku Kaishi 39 (6), 227-231, 1965

    Japan Society for Bioscience, Biotechnology, and Agrochemistry

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