書誌事項
- タイトル別名
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- Subjective Congruence between Rotating Movement of a Visual Image and Pitch Modulation of a Sound
- エイゾウ ノ カイテン ウンドウ ト オンコウ ノ シュウキテキ ヘンドウ ニ モトズク チョウワカン
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抄録
円状の図形が等速度で繰り返し円周上を回転運動する映像に音高の上下方向の周期的変動を組み合わせたときの音と映像の調和感を,印象評定実験に基づいて検討した.円の回転と音高変化の上下方向が一致した場合も逆の場合も,回転方向(時計回り,反時計回り)に関わらず,円の回転と音高変化の周期が一致あるいはおおよそ一致したときに,高い調和感が得られた.一般に,空間の上下と音高の上下を一致させると高い調和感が得られることが示されているが,連続的な回転運動の場合も,空間と音高の上下関係が一致しているときの方がその関係が反転した場合よりも調和感は高い.また,円の回転と音高変化の周期がある程度以上ずれたときには調和感は低下するが,円の回転に対して音高の変化が進んだ場合には,遅れた場合よりも調和感の低下は顕著である.さらに,音と映像が調和していると評定された視聴覚刺激は,視聴覚刺激の総合的な評価(良し悪し)も高い.
収録刊行物
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- 人間工学
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人間工学 45 (6), 336-343, 2009
一般社団法人 日本人間工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679515092480
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- NII論文ID
- 10028057511
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- NII書誌ID
- AN00199371
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- ISSN
- 18842844
- 05494974
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- NDL書誌ID
- 10532666
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可