書誌事項
- タイトル別名
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- QOL evaluation of transfemoral amputees and the relation of the factor which affects it
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説明
本研究は,大腿義足使用者のQOL,義足の満足度,歩行能力におけるそれぞれの関係を明らかにすることを目的とした.QOL評価にはSF-36を,義足の満足度の評価にはPEQを,歩行能力の評価には2分間歩行試験を用いて行った.統計処理はMann-WhitneyのU検定および,Spearmanの順位相関係数を使用した.PEQの「歩行」と2分間歩行試験,SF-36の「身体機能」にそれぞれ高い相関関係があったことにより,2分間歩行試験において長い距離を歩行できる者ほど,応用歩行が可能であることが示唆された.また,義足歩行を獲得している者は,身体機能面のQOLも高く,生活の満足度等の状態も良い結果であった.これらのことより,大腿切断者にとって,義足歩行での応用歩行を獲得することは,QOLの向上に欠かせない事項であることが示唆された.
収録刊行物
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- 日本義肢装具学会誌
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日本義肢装具学会誌 26 (2), 114-119, 2010
日本義肢装具学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679516395520
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- NII論文ID
- 10026105596
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- NII書誌ID
- AN1006683X
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- ISSN
- 18840566
- 09104720
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可