日常生活用品の握りやすさの判断について

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書誌事項

タイトル別名
  • Grasping Tools and Tableware:
  • 日常生活用品の握りやすさの判断について : 対象と手の配置における検討
  • ニチジョウ セイカツ ヨウヒン ノ ニギリ ヤスサ ノ ハンダン ニ ツイテ : タイショウ ト テ ノ ハイチ ニ オケル ケントウ
  • -対象と手の配置における検討-
  • The Arrangement of Hand and Object

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抄録

本研究は対象の配置および把持動作を実行する手の配置を操作し,どのような配置が行動に適した配置であると判断されるのかについて調べたものである.42名の実験参加者に手の写真と対象(マグカップやペンチなどの日用品)の写真を提示し,その配置が握りやすいかどうかについて評定させた.その結果,対象の種類や配置によって整列効果が認められない場合があることが示された.また手の配置の違いによっても握りやすさの評価は異なっており,必ずしも実験参加者の観察時の身体と適合した配置が握りやすいとは限らなかった.したがって,行動に適した配置は対象の形状や配置等の視覚特性に影響され,整列配置や身体との適合が常に有効であるとは限らないと言える.

収録刊行物

  • 人間工学

    人間工学 50 (5), 280-285, 2014

    一般社団法人 日本人間工学会

参考文献 (9)*注記

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