急性期病院における40年間の四肢切断者の変化

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タイトル別名
  • Changes in limb amputees in an acute care hospital over the past 40 years

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説明

1971〜2011年までの40年間に当院整形外科において四肢切断術を受けた373名(407肢)を対象とし,ほぼ10年ごとにI期(1971~1980年),II期(1981~1990年),III期(1991~2000年),IV期(2001~2011年)に分け調査した.74.5%が男性であった.切断時平均年齢は経時的に上昇し,特に下肢切断ではI期からIV期で26.1歳上昇した.上肢切断原因の大部分は外傷であった.下肢切断はI・II期で外傷が80%以上であったが,IV期では循環障害が60%以上を占めた.下肢切断部位については下腿切断が増加傾向にあり,その背景として,III期以降循環障害による50~70歳代の下腿切断が増加したためであった.切断患者の総数は増加しているようにみえるが,全手術件数に対する切断件数の割合に著しい年度変化はなかった.

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