茨城県北部のヒノキ林における間伐に伴う林分構造と樹冠通過雨量の変化

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タイトル別名
  • Changes in Canopy Structure and Throughfall Accompanying Thinning in a Japanese Cypress Forest, Northern Ibaraki
  • イバラキケン ホクブ ノ ヒノキリン ニ オケル カンバツ ニ トモナウ ハヤシ ブン コウゾウ ト ジュカン ツウカ ウリョウ ノ ヘンカ

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抄録

<p>茨城県北部のヒノキ林において観測された間伐前後の樹冠通過雨量の変化について検討を行った。本数割合で約50%の間伐を行った結果,樹冠通過雨量は増加し,間伐後 3 年経過した後であっても間伐前の水準まで達していなかった。樹冠通過雨量の間伐後の経年変化は,群落の葉量の指標である葉面積指数の変化と対応していると推測された。また,樹冠通過雨量は空間的なばらつきが大きく,間伐に伴うギャップの形成・再閉鎖など観測地点上部の樹冠の状態に大きく影響を受けると考えられた。</p>

収録刊行物

  • 水利科学

    水利科学 60 (2), 1-11, 2016

    一般社団法人 日本治山治水協会

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