軍艦島の歴史的なコンクリート護岸の現況調査

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タイトル別名
  • Preliminary Investigation on Historic Concrete Revetment at Gunkan Island
  • グンカントウ ノ レキシテキ ナ コンクリート ゴガン ノ ゲンキョウ チョウサ

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抄録

軍艦島(正式名称:端島)は長崎半島の沖合に位置する外周約1.2kmの島であり,外周は直立式のコンクリート製護岸となっている。軍艦島には多くの重要な近代化産業遺産や貴重な建築物が現存しており,文化財や観光資源として注目されている。この島では明治期以降6回にわたって拡張され,築造された護岸は既に82~116年が経過している。今後の軍艦島全体の保全のためには,護岸を適切な状態に維持管理することが重要である。本稿では,軍艦島の護岸の概要を示すとともに,護岸全体の外観目視調査と合わせて,コンクリートの耐久性に関する調査を実施した結果について取りまとめた。

収録刊行物

  • コンクリート工学

    コンクリート工学 51 (12), 975-983, 2013

    公益社団法人 日本コンクリート工学会

参考文献 (13)*注記

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