耐硫酸コンクリートを活用した下水道施設の整備と再生

  • 大脇 英司
    大成建設(株) 技術センター土木技術研究所土木構工法研究室
  • 宮原 茂禎
    大成建設(株) 技術センター土木技術研究所土木構工法研究室
  • 荻野 正貴
    大成建設(株) 技術センター土木技術研究所土木構工法研究室
  • 新藤 竹文
    大成建設(株) 技術センター土木技術研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Utilization of Sulfuric Acid Resistant Concrete for Sewerage System Development and Refurbishment
  • タイリュウサン コンクリート オ カツヨウ シタ ゲスイドウ シセツ ノ セイビ ト サイセイ

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説明

<p>我が国では,下水道整備事業の初期に整備された施設のコンクリートが目安の耐用年数(50年)を超え始めた。また,微生物による硫酸で劣化し,早期に補修や補強を要する例もある。ライフサイクルを鑑みた維持管理が求められており,これには,新設~補修・補強~更新まで多様な適用が可能な耐硫酸性に優れたコンクリートが有用である。通常のコンクリートに対して10倍の耐硫酸性を持つ高流動コンクリートを開発し,実大試験体や稼働中の施設を用いて「新設・更新」,「断面修復工法」,「充填工法」,「パネル工法」として良好に適用できることを検証した。標準的耐用期間を超えてメンテナンス作業やライフサイクルコストの軽減に貢献できるよう,普及に努めたい。</p>

収録刊行物

  • コンクリート工学

    コンクリート工学 54 (12), 1169-1177, 2016

    公益社団法人 日本コンクリート工学会

被引用文献 (2)*注記

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