あと施工アンカーを集中配置する枠付き鉄骨ブレース工法による低強度コンクリート建築物の耐震補強

  • 柿原 巧弥
    宇部興産(株)建設資材カンパニー 技術開発研究所コンクリート開発部構造技術グループ
  • 河本 孝紀
    宇部興産(株)建設資材カンパニー 技術開発研究所コンクリート開発部構造技術グループ
  • 稲井 栄一
    山口大学大学院理工学研究科
  • 南 宏一
    福山大学

書誌事項

タイトル別名
  • Seismic Retrofit for Existing Low-Strength Concrete Buildings Using Framed Steel Brace System Concentrically Jointed with Post-Installed Anchors
  • アト セコウ アンカー オ シュウチュウ ハイチ スル ワク ツキ テッコツ ブレース コウホウ ニ ヨル テイキョウド コンクリート ケンチクブツ ノ タイシン ホキョウ

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抄録

既存RC造建物の耐震補強において,内付けから外付けまで設計対応が可能なあと施工アンカーを集中配置する枠付鉄骨ブレース工法を開発し,学校建物を中心に補強設計を実施している。実設計の中では,コンクリートの圧縮強度が低強度(13.5N/mm2未満)の建物の補強や出窓を残したまま補強したいという要望が多い。本稿では,コンクリートが低強度の小学校校舎をモデルに,出窓の外側に鉄骨ブレースを設置するディテールとした外付け型の補強架構で補強した2層2スパンの架構試験体の水平加力実験について報告し,あと施工アンカーを集中配置する外付け型の枠付き鉄骨ブレース工法により当該建物の耐震補強設計が可能であることを示した。

収録刊行物

  • コンクリート工学

    コンクリート工学 51 (11), 883-889, 2013

    公益社団法人 日本コンクリート工学会

参考文献 (13)*注記

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