アジテータ車のドラム内に設置したプローブによるコンクリート品質の連続管理

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タイトル別名
  • Continuous Quality Control Method for Fresh Concrete Using Probe inside Drum
  • アジテータシャ ノ ドラム ナイ ニ セッチ シタ プローブ ニ ヨル コンクリート ヒンシツ ノ レンゾク カンリ

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抄録

コンクリート品質の連続管理装置は,ひずみ計および温度計を内蔵した計測器(以下,プローブと称す)をアジテータ車のドラム内部に取り付け,コンクリートの積込みから荷卸しまでのスランプ,温度および積載量を推定できるものであり,海外より導入した技術である。プローブにより得られる情報を無線通信でリアルタイムに把握することで,運搬中のレディーミクストコンクリート品質の連続管理が可能となる。本稿では,本装置の概要と適用例を示すとともに,様々な種類のコンクリートを用いて,スランプおよび温度等の推定精度ならびにリアルタイム計測への適用性の検証を行った。この結果,本装置はスランプおよび温度等を精度良く推定でき,またスランプ等の経時変化を逐次把握できることから,品質管理に有用であることがわかった。

収録刊行物

  • コンクリート工学

    コンクリート工学 54 (4), 353-361, 2016

    公益社団法人 日本コンクリート工学会

被引用文献 (3)*注記

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