書誌事項
- タイトル別名
-
- The Power of Moxibustion
- 第63回(公社)全日本鍼灸学会学術大会 愛媛大会 シンポジウム お灸のチカラ : 基礎から臨床へ、そして世界へ
- ダイ63カイ(コウシャ)ゼンニホンシンキュウ ガッカイ ガクジュツ タイカイ エヒメ タイカイ シンポジウム オキュウ ノ チカラ : キソ カラ リンショウ エ 、 ソシテ セカイ エ
- 基礎から臨床へ、そして世界へ
- the basics, clinical studies, and global disemination
この論文をさがす
抄録
お灸が、 現代の日本の鍼灸治療においてどのような役割を担えるのか、 その可能性を探るために、 灸の基礎的・臨床的効果や現代における灸の有り方を検討した。 <BR> 大田美香氏は、 バイオインフォマティクスにより灸の実験対象を絞り込むことが可能である事を紹介し、 バイオインフォマティクス解析から灸の“熱”をキーワードとした研究結果を報告し、 今後、 灸の作用予測研究の発展の可能性を示した。 辻内氏は、 1980年代から、 開業鍼灸師の立場で灸の魅力を伝えるお灸の普及活動を始め、 産科領域の臨床研究に取り組み、 同領域に於ける灸の効果について、 多くの成果を明らかにしてきたことを述べた。 また、 大塚素子氏は、 灸が 「治療文化」 として愛媛で継承されてきたことの意味を明らかにし、 また、 愛媛県立中央病院漢方内科鍼灸治療室での鍼灸臨床や、 周産期母子センターでのセルフ灸指導の実践等を紹介し、 時系列分析を踏まえて、 灸が人生の途上で重要な役割を担った例を紹介した。 そして、 米国在住の伊田屋幸子氏は、 2008年にMoxafricaが、 アフリカにおいて始めた結核に対する直接灸の実践とその成果を報告し、 その成果を踏まえて、 今後、 鍼灸がさらに大きく発展する可能性があることを強調した。
収録刊行物
-
- 全日本鍼灸学会雑誌
-
全日本鍼灸学会雑誌 65 (1), 2-13, 2015
社団法人 全日本鍼灸学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679523309952
-
- NII論文ID
- 130005092561
-
- NII書誌ID
- AN00315097
-
- ISSN
- 1882661X
- 02859955
-
- NDL書誌ID
- 026161827
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可