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- 山口 創
- 桜美林大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Touch sensation-Embodied psychology for skin and heart
- 第57回全日本鍼灸学会学術大会(京都) 教育講演 皮膚感覚--皮膚と心の身体心理学
- ダイ57カイ ゼンニホン シンキュウ ガッカイ ガクジュツ タイカイ キョウト キョウイク コウエン ヒフ カンカク ヒフ ト ココロ ノ シンタイ シンリガク
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説明
本稿では第1に、 身体心理学の立場から、 自己と環境との境界としての皮膚感覚について論じられた。<BR> 第2に、 身体接触が心に与える影響に関する実験について紹介した。実験では、 触れる側、 触れられる側、 自己接触の3群の不安低減効果について検討した結果、触れられる側にのみ心理的変化があることを紹介した。 次いで幼少期の両親との身体接触は、 成人後にも対人関係に影響を与えている事実を紹介し、 皮膚自体が記憶をもつ可能性について示唆し最後に、 鍼灸治療における皮膚の機能や役割について論じた。鍼灸は皮膚へ介入する治療であり、 それが内臓や筋肉などに変化を及ぼし、 さらにその変化が皮膚に反映される。 つまり皮膚は入力と出力の界面である。 そのような視点から皮膚を観ることや、 皮膚に直接接触することの重要性について論じた。
収録刊行物
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- 全日本鍼灸学会雑誌
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全日本鍼灸学会雑誌 58 (5), 732-741, 2008
公益社団法人 全日本鍼灸学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679523345536
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- NII論文ID
- 10031188634
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- NII書誌ID
- AN00315097
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- ISSN
- 1882661X
- 02859955
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- NDL書誌ID
- 9744242
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可