田園都市(Garden Suburb)の計画とその住居形式に関する研究(2)
書誌事項
- タイトル別名
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- A study on the plannings and house forms of the garden suburbs (2)
- アメリカの事例の分析
- the American examples
抄録
本研究は,19世紀後半から20世紀初頭にかけて建設されたアメリカの都市とその住居形式についての事例研究で,先回のイギリスにおける事例研究に続くものである。しかし今回は,アメリカにおける事例の多様性と意匠の大衆性を考察するために,5つの事例を取り上げて実地に調査し,考察を加えている。本年度研究報告は5つの章より成る。第1章は,ニューョークのロウ・ハウスについて論ずる。これらは18世紀以降,1920年頃に到るまでに独自の展開を遂げたが,ここでは,その特質が最も良く示されている3つの局面すなわち1)外観のスタイル,2)平面形式,3)連続形におけるまとまり,について考察している。第2章は,サンフランシスコのヴィクトリアン様式の住居について論ずる。この町は,1849年のゴールド・ラッシュによって急速に発達したが,それに加えて,起伏の激しい地形条件により,独特の町並みをつくり出している。それは町並みと,様々な建築様式との関係を考察するのに適切な対象である。第3章では,ミズーリ州,セント・ルイス独特の住区の構成形式である「プライベート・プレイス」について論ずる。これは高密度な都市の中に,良き住区のまとまりをつくり出す方法として興味深い実例である。 第4章では,シカゴ郊外にオルムステッドにより計画された住宅地,リバーサイドについて論ずる。これは,アメりカで計画された郊外の例として最も古くから成功し,良く維持されているものとして優れた事例である。第5章は,コロラド州の山中に残る鉱山町について論ずる。これ等の多くは,今ゴースト・タウンとなっているが,急速にかつ一挙に建設されたが故に,建築のシンボリズムやポピュラー・イメージを解明するための絶好の事例と言うことができる。
収録刊行物
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- 住宅建築研究所報
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住宅建築研究所報 13 (0), 335-348, 1987
一般財団法人 住総研
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679524241152
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- NII論文ID
- 130006730047
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- ISSN
- 24239860
- 02865947
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可