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説明
海岸護岸における越波流量の推算には, 合田らの算定図表が活用されている. しかし, これらは直立護岸と消波護岸のものに限定されているため, 近年, 建設事例が増加しつつある緩傾斜護岸に適用することはできない. ここでは, 3割, 5割および7割の緩傾斜護岸を対象とした不規則波による越波実験を行い, それらの越波流量算定図を作成した. また, それらと合田らによる直立護岸の越波流量算定図とを比較して, 越波軽減の観点から有利な護岸形状を, のり先水深・波高比と相対護岸天端高との関係において示した. さらに, 実務上の見地から, 同一越波流量に対する所要天端高を直立護岸と3種類の緩傾斜護岸の場合について求めて, それらの比較を行った.
収録刊行物
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- 海岸工学論文集
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海岸工学論文集 49 641-645, 2002
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679525983232
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- NII論文ID
- 130003807545
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- ISSN
- 18848222
- 09167897
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可