韓国始華湖における堆積問題の現状

DOI
  • 小野 澤恵一
    東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻修士課程
  • 鯉渕 幸生
    東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻
  • 古米 弘明
    東京大学大学院工学系研究科附属水環境制御研究センター
  • 呉 海鍾
    東京大学大学院リサーチフェロー新領域創成科学研究科環境学専攻
  • 佐藤 愼司
    東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻

抄録

始華湖は1994年12.7kmの潮受堤防竣工によって完成した人工湖である. 締切後の著しい水質悪化に伴い1997年には淡水化を断念し, 排水門による海水交換を開始したものの, 未だ水質が回復したとは言えないのが現状である. さらに周辺の工場廃水に含まれる重金属などが土砂に吸着し, 湖内に堆積する過程を通じて, 水質のみならず底質環境にも悪影響が及んでいることが懸念されている. 本研究では, 現地採取コアの重金属分析や安定同位体分析, および土砂輸送の数値解析を通して, 始華湖における堆積環境の変遷について考察する. さらに現在建設中の潮力発電施設が, 海水交換や土砂堆積へ及ぼす影響についても評価した.

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  • CRID
    1390282679526192128
  • NII論文ID
    130003992093
  • DOI
    10.2208/proce1989.53.926
  • ISSN
    18848222
    09167897
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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