画像計測による海草周辺の水理特性に関する実験的研究

DOI

抄録

コルク材, アクリル材, 鉄材を用いた模型海草周辺の流動場をPTV画像計測により位相を制御して計測し, 流速, 乱れ強度を算出した. 模型海草先端部で発生している正負の渦度の存在による鉛直流れが確認できた. また, コルク材が実海草の運動に類似していることも分かった. 浮遊砂濃度を画像の砂粒子数より算定し, 各瞬間における鉛直濃度分布を推定することが可能となった. 移動床に淡水性の実水草を用いて地形変化実験を行い, 水草が底面地形の変化を制御していることが確認できた. これは水草の生長による砂層の硬化でなく, 流れ場の制御に伴う影響であった.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679526265472
  • NII論文ID
    130003991277
  • DOI
    10.2208/proce1989.50.1091
  • ISSN
    18848222
    09167897
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ