説明
実海岸の底質は混合粒径であり, 水深毎に粒度組成が異なる. このような水深毎の粒度組成に応じた縦断形予測を行うために, 粒度組成に応じた平衡勾配の概念を新たに提案し, 筆者ら (2003) のモデルにこれを組み込むことで, 粒度組成の3次元変化を考慮した等深線変化モデルを開発した. モデルを岡山県高島の浜および筆者らの行った移動床模型実験へ適用した結果, それぞれ水深毎の粒度組成に応じた縦断形, および沿岸漂砂による粒径分級がうまく予測できた. さらに突堤状構造物を設置した仮想海岸ヘモデルを適用した結果, 突堤先端部の等深線の蛇行と, それに伴う粒径変化の計算が可能となった.
収録刊行物
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- 海岸工学論文集
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海岸工学論文集 51 441-445, 2004
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679526269440
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- NII論文ID
- 130003807796
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- ISSN
- 18848222
- 09167897
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可