LANDSATとASTERデータを用いた沿岸流速分布の解析

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抄録

従来のリモートセンシングによる水域解析では1枚の画像を用い, 流体力学的な知識を援用して流動パターンについて考察してきた. 本研究ではLANDSAT ETM+とTERRA ASTER VNIRデータを用い, 沿岸流動を客観的に解析することを検討した. 両データは, 同一軌道を約30分の時間差を保って飛行する衛星LANDSATとTERRAから観測されるもので, 撮影時間が異なる同一領域についての1組の画像が得られる. 画像内に捉えられた濁質の移動状況を解析し, 広域の沿岸流速分布の推定を行った. 推定された沿岸流速分布には不均一が見られ, これが水深20-40mにある漢谷状地形による波の収束・発散によりもたらされた可能性を示した.

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  • CRID
    1390282679526309376
  • NII論文ID
    130003807723
  • DOI
    10.2208/proce1989.51.1411
  • ISSN
    18848222
    09167897
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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