抄録
サンゴ群集成長過程と環境条件との関係に関する解析は, 亜熱帯から熱帯圏における沿岸域開発と環境保全の観点において重要な課題である. 沖縄県に位置する那覇港の人工構造物におけるサンゴ群集の被度調査結果をもとに18年間のサンゴ群集の成長過程を解析した. 人工構造物上におけるサンゴ群集の成長過程は, 異形ブロック上と直立壁面上で異なり, それぞれの基盤面上での成長過程をロジスティック曲線により近似し, 標準的な成長過程を示した.さらに, サンゴ群集の安定成長期における被度と環境条件を比較して, 異形ブロック上と直立壁面上のそれぞれでサンゴ群集の成長に影響を及ぼす環境条件を比較し, 検討した.
収録刊行物
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- 海岸工学論文集
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海岸工学論文集 49 1186-1190, 2002
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679526592768
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- NII論文ID
- 130003807360
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- ISSN
- 18848222
- 09167897
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可