この論文をさがす
説明
涸沼における約40日間の多点集中観測データを用いて, 塩分浸入による流動場の変化と貧酸素水塊発生メカニズムの解明を試みた. 観測期間中に台風に伴う湖全体の淡水化が一旦生じ, その後に塩水塊が浸入する状態で塩分濃度, 流速やDOの変化を捉えた. 観測データから涸沼において, 遡上した海水が塩水楔を形成しながら湖内に浸入する時点ではまだ貧酸素化しておらず, その後密度成層が形成された後に貧酸素化することが明瞭に捉えられた. また長期水質観測データにより, 涸沼の水質変化にはDO・風・水温・微生物の活動が密接に関わっていることが分かった.
収録刊行物
-
- 海岸工学論文集
-
海岸工学論文集 52 881-885, 2005
公益社団法人 土木学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679527470720
-
- NII論文ID
- 130003991798
-
- ISSN
- 18848222
- 09167897
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可