説明
英虞湾で夏季に鉛直混合強度の観測を行った. その結果, 鉛直方向の平均値でみると, 鉛直渦動拡散係数Kzの範囲は, 10-5-10-2m2/sであり, 湾口部で高く, 湾奥部では小さい値だった. また, 湾口部と湾奥部のエネルギー逸散率を比較したところ, やや湾口部が高い程度であった. しかし, 成層強度を示すバイサラ周波数の二乗N2は, Kzが最大だった湾口部では10-7から10-4s-2であるのに対して, Kzが最小だった湾奥部では10-4から10-3s-2に集中しており, 湾奥部で成層強度が強いという結果が得られた.以上のことから, 湾奥部で強い成層が発達していたことが, 湾奥部でKzが小さかった原因と考えられた.
収録刊行物
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- 海岸工学論文集
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海岸工学論文集 52 341-345, 2005
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679527835136
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- NII論文ID
- 130003991678
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- ISSN
- 18848222
- 09167897
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可