[Forced myogenesis with a retroviral MyoD-vector in human fibroblasts and dystrophin expression].

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  • ヒト線維芽細胞のMyoD遺伝子導入による筋管細胞への分化誘導とジストロフィン蛋白の発現

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筋分化制御因子であるMyoDを非筋細胞である線維芽細胞など中胚葉系細胞に遺伝子導入することにより筋芽細胞へ分化誘導することが可能である.今回, 組み換えベクターを作成し, 正常ヒト線維芽細胞の分化誘導を試みた.G418選択培養1週後に, 線維芽細胞の融合が認められ, 2週後には, ジストロフィン蛋白の発現が確認された。ウイルス感染後の薬剤 (G418) 選別時期は, 線維芽細胞でのダブリングタイムの3度目の細胞分裂時に選別時期を設定し良好な結果を得た.これらの手法により, 生検筋が入手または筋生検施行不能な筋疾患症例に対して, mRNAを分析の出発材料にする遺伝子解析を可能にするほか, 蛋白レベルでの生化学的分析も可能となった.

Journal

  • NO TO HATATSU

    NO TO HATATSU 35 (5), 426-428, 2003

    THE JAPANESE SOCIETY OF CHILD NEUROLOGY

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