Iodine Amperometric Titration by the Vacuum Tube Voltmeter in Starch

  • NARA Shozo
    Department of Agricultural Chemistry, Faculty of Agriculture, Mie University
  • MAEDA Iwao
    Department of Agricultural Chemistry, Faculty of Agriculture, Mie University
  • AIMATSU Tokumitsu
    Department of Agricultural Chemistry, Faculty of Agriculture, Mie University
  • KITAHARA Nobuaki
    Department of Agricultural Chemistry, Faculty of Agriculture, Mie University

Bibliographic Information

Other Title
  • 電子管電圧計によるデンプンのヨウ素電流滴定
  • デンシカン デンアツケイ ニ ヨル デンプン ノ ヨウソ デンリュウ テキテイ

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Abstract

(1) デンプンの研究にとって,ヨウ素親和力を測定することは重要なことである.この測定には電圧滴定法と電流滴定法があるが,電流滴定法の方が優れている.しかし一般に用いられているガルバノメーター,すなわち反照式微電流計は取り扱いが不便である.著者らは電子管電圧計に1kΩの抵抗をつけたものは,この目的の微電流計として用いうることを確めた.これによって電流滴定が非常に容易に行ないうる.この場合mVの値はμAに相当する.<br> (2) また電極は市販のスリーブ型の甘汞電極と,白金電極を用いて直接測定溶液に挿入し,寒天橋を必要としなくした.<br> (3) 遊離ヨウ素量に対して電流と電導度は直線関係を示し,電圧と抵抗は曲線を示した.<br> (4) 各デンプンとそれぞれから分離精製したアミロースのヨウ素親和力を測定し,アミロース含量を算出した.デンプンのヨウ素親和力はコムギ,ウルチゴメ,トウモロコシの各デンプンが高く,ジャガイモ,サツマイモ,タピオカ,サトイモの各デンプンはこれらよりも低く,特にサトイモデンプンは著しく低いヨウ素親和力を示した.

Journal

  • Nippon Nōgeikagaku Kaishi

    Nippon Nōgeikagaku Kaishi 38 (10), 509-513, 1964

    Japan Society for Bioscience, Biotechnology, and Agrochemistry

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