ガスクロマトグラフィーによる本邦産牛乳脂肪の脂肪酸組成に関する研究(第3報)

書誌事項

タイトル別名
  • Studies on the Fatty Constituents of Butterfat in Japan by Gas Chromatography. Part III
  • ガス クロマトグラフィー ニ ヨル ホンポウサン ギュウニュウ シボウ ノ シボウサン ソセイ ニ カンスル ケンキュウ 3
  • Separation of Methyl Esters of the Higher Fatty Acids by Gas Chromatography
  • ガスクロマトグラフィーによる高級脂肪酸メチルエステルの相互分離

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説明

カプリル酸からベヘニン酸までの高級脂肪酸を分離確認するために,脂肪酸をメチルエステルの形にして,ガスクロマト分析を行ない,その各成分ピークの分離能に及ぼすカラム充填剤の種類,固定液相の担持率,カラム及び試料室の温度などの影響にっいて検索した.その結果高級脂肪酸メチルエステルの分離にはCelite 545-高真空グリース(10:3または10:4) 2mカラム(内径4mm)と, Celite 545-エチレングリコールコハク酸エステル(10:2または10:3) 2mカラムの両者を用い,前者はカラム温度250°,試料室温度300°, Heガス流速50ml/minとし,後者はカラム温度220°,試料室温度270°, Heガス流速15ml/minの条件で行なって,両者を比較すれば,定量分析に可能な良好な結果が得られる.<br> 実際に,この分析方法で得たバター及びマーガリン脂肪の高級脂肪酸の分離は定量分析に対する可能性を満たすのに充分な成績であり,試験的に行なったバターの脂肪酸定量値は満足な結果を得た.

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