ミカンコナジラミの寄生菌に関する研究 (第1報) Aschersonia sp. の寄生について
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説明
ミカンコナジラミの有力な寄生菌と思われるAschersonia sp.の寄生について,観察ならびに接種試験を行なった。<BR>(1) 圃場(農薬無散布園)でのAsch.の寄生は,全体としての死虫率を大きく左右する。<BR>(2) 第1世代への寄生は,第2世代に対し,感染源として働らき,第2世代への寄生をたかめた。<BR>(3) 虫令と寄生との関係については,卵および幼虫態に寄生が認められ,蛹には寄生しないもののようである。なお,卵態寄生についても疑間が残る。<BR>(4) 室内試験で,菌に対して栄養作用が認められるものを散布液に混用することにより,菌の寄生をたかめることができた。<BR>(5) 自然条件下においても,菌液の散布によって寄生が認められた。供試した胞子濃度間では,寄生に差がみられなかった。
収録刊行物
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- 九州病害虫研究会報
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九州病害虫研究会報 12 71-74, 1966
九州病害虫研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679541108608
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- NII論文ID
- 130003635177
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- ISSN
- 18840035
- 03856410
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可