カンキツそうか病に対するmassive dosageの散布時期と防除効果について
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- 甲斐 一平
- 大分県津久見柑橘試験場
説明
以上の結果からそうか病に対するダイホルタン剤のmassive dosageの防除効果は1971年度は,1,000倍3回散布とほぼ同等の効果を示したが1972年度は著しく劣っており,これは第4表に見られるように無処理の発病量の多少によると思われるが,さらに検討を要する。また気象条件,とくに降雨量と関係があると思われるが第5表のように明らかな差は認められない。<BR>散布時期については1971年度を除き幼芽期散布の防除効果が最も高く,1971年度のように春葉の発病の著しく少ない年を除き幼芽期が防除適期と思われる。また幼芽期のmassive dosageは慣行の1,000倍3回散布より春葉に対する防除効果が高いが,これは使用濃度の差によるものと思われる。
収録刊行物
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- 九州病害虫研究会報
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九州病害虫研究会報 19 52-54, 1973
九州病害虫研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679541736960
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- NII論文ID
- 130003635523
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- ISSN
- 18840035
- 03856410
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可