タマネギ白色疫病の発生と気象との関係
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説明
タマネギ白色疫病は上壌および水媒伝染し,遊走子感染により潜伏期間を経て9~10日後には大部分が発病する。<BR>早春における初期発生は,半旬別平均気温約9℃,降水量ほぼ10mm以上で感染し,およそ10日(2半旬)後に発病する傾向がある。そして半旬別平均気温12~13℃,しかも降水量20mm以上の多雨の場合まん延が著しく,19℃以上の高温になれば終息するようである。<BR>疫病は降雨によってまん延し,発病後は防除困難な病害である。したがって,発生初期の積極的な早期発見は防除の重要なポイントとなるが,さらに初発前の感染が行なわれようとする時期を的確に把えるのが望ましい。<BR>つまり,発生予察的な把え方であり,この結果は一つの日安になるものと考える。
収録刊行物
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- 九州病害虫研究会報
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九州病害虫研究会報 19 33-35, 1973
九州病害虫研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679541752192
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- NII論文ID
- 130003635514
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- ISSN
- 18840035
- 03856410
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可