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説明
1) フキノメイガの発生は年4回で,第1,第3,第4回成虫の発蛾量が多かった。ほ場での被害は第3,第4世代幼虫時期の8月から10月にかけて多く見られた。<BR>2) このことから防除時期としては全世代防除の必要はなく,第3~4世代幼虫の防除に重点をおくべきである。<BR>3) 薬剤としてエンドリン粉剤1.5%,サリチオン粉剤1%,2%,CYP粉剤1.5%,ダイアジノン粉剤2%を供試したが,エンドリン粉剤が最も防除効果は高く,ついでサリチオン粉剤であった。他の薬剤はやや効果がおちた。薬剤の実用性についてはさらに検討を要する。<BR>4) フキノメイガはゴボウ抽苔株に9月食入し老熟幼虫で越冬することが確認された。耕種的防除としてこの抽苔株を早期除去することが必要である。
収録刊行物
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- 九州病害虫研究会報
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九州病害虫研究会報 16 45-48, 1970
九州病害虫研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679541908224
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- NII論文ID
- 130003635346
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- ISSN
- 18840035
- 03856410
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可