コムギ赤かび病防除薬剤の耐雨性の評価―II  散布から降雨開始までの時間と液剤の効果の関係および降雨強度が粉剤の効果に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Evaluation of fungicide rainfastness for the control of Fusarium head blight in wheat, Part II : Relationship between interval from application to rainfall and the efficacy of liquid formulation, and effect of rain rate on the efficacy of dust formulation.
  • コムギ赤かび病防除薬剤の耐雨性の評価(2)散布から降雨開始までの時間と液剤の効果の関係および降雨強度が粉剤の効果に及ぼす影響
  • コムギ アカカビビョウ ボウジョ ヤクザイ ノ タイウセイ ノ ヒョウカ 2 サンプ カラ コウウ カイシ マデ ノ ジカン ト エキザイ ノ コウカ ノ カンケイ オヨビ コウウ キョウド ガ フンザイ ノ コウカ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

赤かび病防除薬剤の再散布が必要な降雨条件を解明するため,人工降雨施設を用いたポット試験を行った。液剤( 2種)では各処理区とも降雨時間を 2時間,降雨強度を25mm/ 時とし,散布から降雨開始までの時間を 0-240分とした 5処理区を設けた。処理後,赤かび病菌を噴霧接種し,細霧ハウスに 1週間静置し,10日後に発病調査,収穫後にかび毒濃度を分析した。その結果,両剤ともに散布直後に降雨処理した場合のみ,発病度およびかび毒濃度について有意に防除効果が低下したが,散布30分以降の降雨であれば防除効果の有意な低下は認められなかった。粉剤( 4種)では降雨強度は弱い雨として3.6mm/ 時,強い雨として25mm/ 時の 2段階を設け, 5段階の累積降雨量になるように降雨時間を設定した。その結果,各剤ともに弱い雨を 3時間施した区が降雨を受けない区よりも防除効果が高まったが,同じ降雨量でも強い雨の場合は防除効果が低下した。

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