殺菌剤処理したイチゴ葉によるイチゴ炭疽病菌の薬剤感受性検定

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タイトル別名
  • A bioassay to test the sensitivity to several fungicides for the causal agent of strawberry anthracnose by using detached leaves
  • サッキンザイ ショリ シタ イチゴ ヨウ ニ ヨル イチゴタンソビョウキン ノ ヤクザイ カンジュセイ ケンテイ

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抄録

アゾキシストロビン剤,チオファネートメチル剤およびチオファネートメチル・ジエトフェンカルブ剤の希釈液に浸漬処理したイチゴ葉に,炭疽病菌の分生子懸濁液を爪楊枝で付傷接種し,形成された病斑の直径を殺菌剤処理区と無処理区で比較した。寒天平板希釈法によってアゾキシストロビンおよびベンズイミダゾール感受性かつジエトフェンカルブ耐性と判定された菌株では,全ての殺菌剤処理区の病斑直径が無処理区に比べて有意に小さくなった。同様にアゾキシストロビンおよびベンズイミダゾール耐性でかつジエトフェンカルブ感受性と判定された菌株では,チオファネートメチル・ジエトフェンカルブ剤処理区のみが無処理区に比べて有意に小さくなり,本方法によりこれら殺菌剤に対する耐性菌を検出できると考えられた。

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参考文献 (11)*注記

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