小・中学校図書館に対する市町村教育委員会の支援 : 平成18(2006)年度千葉県内市町村調査より

  • 渡辺 暢恵
    筑波大学大学院図書館情報メディア研究科後期博士課程

書誌事項

タイトル別名
  • The Municipal School Board's Support of Elementary and Junior High School Libraries : Based on a 2006 Survey conducted in Chiba Prefecture Municipal School Boards
  • ショウ チュウガッコウ トショカン ニ タイスル シチョウソン キョウイク イインカイ ノ シエン ヘイセイ 18 2006 ネンド チバ ケンナイ シチョウソン チョウサ ヨリ

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抄録

現在,小・中学校図書館では,新学校図書館図書整備5か年計画に基づき図書の充実が図られ,蔵書のデータベース化も進められている。1997年の学校図書館法改正により,12学級以上の学校には司書教諭が配置され,さらに,学校司書を置く市町村も増加している。また,学校間・公共図書館との連携を図り,学校図書館の活用を促進する方法が広まっている。本稿では,千葉県内市町村の学校図書館に対する支援の現状について調査した結果を分析し,今後の学校図書館活用の方向性を考察した。その結果,蔵書のデータベース化は市町村の人口規模によるのではなく担当者の考えで実施される傾向にあること,千葉県では司書教諭への理解は不十分ではあるが,学校司書の配置率が全国と比較して高いこと,公共図書館の支援がよく行われ,学校間を含めた連携が進む中で,学校図書館支援センターへの関心が高まっていることが明らかになった。

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