喉頭転移で見つかった腎原発 clear cell carcinoma の 1 例
書誌事項
- タイトル別名
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- Metastatic clear cell carcinoma in the Larynx:A case report
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抄録
<p>56 歳、男性。1986 年に右腎に腫瘍性病変を指摘されたが、放置、増大したため、1992 年に福岡大学病院泌尿器科で右腎摘出術を施行し、病理検査にて clear cell carcinoma の診断を得た。インターフェロン α 療法を術後治療として施行し、1997 年まで再発の兆候は認めなかった。2005 年頃より咽頭の違和感を自覚、改善しないため、喉頭蓋腫瘍を指摘され福岡大学病院耳鼻咽喉科紹介となった。喉頭蓋の喉頭面にカリフラワー状の腫瘤を認めた。硬性直達鏡による喉頭腫瘍摘出術を行ったところ、病理診断は clear cell carcinoma であった。腎臓からの転移が疑われたため、泌尿器科で精査したところ、左腎の上・中部に不均一に造影される腫瘤性病変があった。両側肺に多発する腫瘤性病変と右肺門・縱隔にリンパ節の腫脹、左上腕の三角筋内に腫瘤性病変を認めた。左腎腫瘍に対し、transcatheter arterial embolization(TAE)、インターフェロン α・インターロイキン 2 で治療を施行し、腎病変は Complete Remission(CR)となった。その後、腎臓に局所再発し、 2012 年に亡くなった。その間、喉頭病変の再発は認めなかった。</p>
収録刊行物
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- 耳鼻と臨床
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耳鼻と臨床 62 (2), 52-56, 2016-03-20
耳鼻と臨床会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679547327744
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- NII論文ID
- 130005398382
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- ISSN
- 21851034
- 04477227
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可