工業高等専門学校における柔道授業の成果と課題

説明

    我が国の固有の文化でもある武道が2012年度から中学校の体育において必修化された.武道を通して伝統文化を理解し,相手を尊重する態度を養うことが期待されている.本研究では,工業高等専門学校(16~20歳)の学生を対象に,柔道授業を通して学ぶことができたことに関するアンケート調査を行った.得られた結果より,柔道授業を経験することで柔道の基本的な考え方や態度,技の習得が期待できること,伝統的な文化に触れ,礼法やルールやマナーについても理解が深まることが明らかになった.一方で,友達との関わりや協調性,自分の役割の遂行,体力の高まりに関する項目で授業成果を感じた学生は少なかったことから,今後の授業改善の際にはこれらを高めていくような指導が求められる.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679548977920
  • NII論文ID
    130006405558
  • DOI
    10.24599/oitactkiyou.53.0_21
  • ISSN
    18808921
    13460781
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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