形状記憶複合材料SMCの通電加熱による材料特性

  • 清水 宏美
    九州東芝エンジニアリング株式会社
  • 伊藤 哲
    独立行政法人 国立高等専門学校機構 大分工業高等専門学校
  • 青木 照子
    独立行政法人 国立高等専門学校機構 大分工業高等専門学校

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説明

    インテリジェント材料に関する研究はさまざまな分野で取り組まれている。その中でも特に,生体材料分野や医療分野への応用研究が注目されている。インテリジェント材料とは,材料自身が生命体のような機能を持った材料である.そのひとつとして,形状記憶ポリマー(SMP)シートで形状記憶合金(SMA)ファイバを挟み込んで,形状記憶複合材料(SMC)を製作する. SMA は相変態(温度以上(高温)になると弾性係数が大きくなり,SMP はガラス転移温度以下(低温)で弾性係数が大きくなる.これら2 つの材料は温度によって相異なる特性を持つ.本研究では、アクチュエータにSMC を利用する場合に問題となる,SMC の機械的性質と温度の関係をSMC のSMA ファイバを通電加熱することにより実験的に明らかにした.アクチュエータ設計上有意義な基礎的データを得ることができたので報告する.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679549096832
  • NII論文ID
    110007488006
  • DOI
    10.24599/oitactkiyou.46.0_17
  • ISSN
    18808921
    13460781
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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