<b>都市部の地下水を水源とする専用水道水の金属元素調査</b>

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Investigation of Poisonous Metal in Tap Water of Which source is Ground Water in Yokohama City
  • - Confirmation of Treatment Ability in Comparison with Drinking Water Treatment Plants Using Mn, Fe, As as Indicator-
  • <b>-浄水処理方式の違いによるマンガン,鉄,ヒ素等の処理性</b><b>-</b>

抄録

横浜市域における地下水を水源とした専用水道(自己水源型専用水道)の原水に含まれるMn やFe 等は浄水処理によって水質基準に適合させる必要がある.そこで,浄水処理方式ごとに処理工程の前後におけるMn,Fe,As,Al 等の濃度を比較検討した.その結果,同じ処理方式でも処理効果は異なっていた.原水中の NH4-N が浄水中で NH4-N のまま残留している施設,NO2-N を生成している施設など,不連続点塩素処理されていない施設の Mn やFe の除去率は良好ではなかった.Mn の濃度を水質基準の10%未満にするには遊離残留塩素処理を行う必要がある.Al は浄水処理によって4施設で増加していた.As,B,F は除去されにくいため原水水質の変動に注意が必要である.今後,専用水道の設置許可を出す場合や処理方式の改善には,地下水の水質特性に合わせた処理方式の選択が重要と考えられた.

収録刊行物

  • 環境技術

    環境技術 42 (1), 41-48, 2013

    環境技術学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679569430144
  • NII論文ID
    130004543572
  • DOI
    10.5956/jriet.42.41
  • COI
    1:CAS:528:DC%2BC3sXovFegsLo%3D
  • ISSN
    18828590
    03889459
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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