表面分析技術の環境汚染測定への応用

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タイトル別名
  • Surface analysis of environmental samples

抄録

表面分析法は表面科学や産業界の材料開発評価,あるいは問題解決の手法として広く用いられている.一方,環境試料評価における表面分析は測定体積が非常に小さくなり,したがって,感度という点では濃縮技術,選択技術などを駆使できるバルクの化学分析手法に比較し劣る.しかしながら,表層における三次元的な濃度分布や非破壊的に化学状態に関する情報をも得ることができる.また,検体に供する量を考えると,マイクロビームアナリシスはとても魅力的であり,ほかには方法がないといっても過言ではない.本稿では,近年,めざましい進歩がみられた微小領域分析,従来は苦手とされてきた絶縁物試料分析の解析例を中心に最新の表面分析技術を紹介することで,環境汚染測定への応用の可能性を探る.

収録刊行物

  • 応用物理

    応用物理 70 (7), 833-837, 2001

    公益社団法人 応用物理学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679573611136
  • NII論文ID
    130003594405
  • DOI
    10.11470/oubutsu1932.70.833
  • COI
    1:CAS:528:DC%2BD3MXltVCgs7g%3D
  • ISSN
    21882290
    03698009
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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