書誌事項
- タイトル別名
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- On the Flow of Brine in the Evaporator with the Help of a Pattern Test
- 切継模型による缶内流動について
- セツケイモケイ ニ ヨル カン ナイ リュウドウ ニ ツイテ
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抄録
標準型蒸発缶の性能に関係ある缶内の流動状態を観測するため, 蒸発缶をその軸を通る面で切断した内部可視の標準型蒸発缶の模型を製作した. 缶内液と共に移動する粒子を常温淡水に懸吊させて, ストロボ写真をとり, 流跡線と流速を求めた. さらに模型裏面の多数の測圧孔から静圧を測定して缶内の流動状態を考察した.<BR>縮尺率1/2, 1/4の蒸発缶の切断模型について観測し, 流跡線を求めた結果, 缶底形状, 液高と圧力損失の関係が説明でき缶底形状は主流の描く円弧を包む皿形が理想的であると考えられ, 圧力分布の結果とも一致した. 一方各部流速の測定結果より, 15m2標準型蒸発缶の固形濃度分布の状態が説明できた. 以上の結果を乱流レイノルズ数と乱れ率を使用して, 縮尺率の相異する模型内流動の相似性について検討を加えた.<BR>終りに本実験の実施にあたり懇切なる御助言を賜つた日本専売公社池田美登博土に対し深甚なる感謝の意を表します.
収録刊行物
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- 日本塩学会誌
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日本塩学会誌 17 (5), 244-250, 1964
日本海水学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679573767424
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- NII論文ID
- 130004742518
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- NII書誌ID
- AN00186063
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- ISSN
- 21870322
- 03695646
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- NDL書誌ID
- 9143734
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可