連続式流動層における食塩の乾燥特性について

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タイトル別名
  • On the Drying Characteristics of Common Salt in the Continuous Fluidized Bed

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説明

連続式流動層における食塩の乾燥特性を求めるため, 単一小型流動装置について洗浄塩およびフレーク塩をもちいて試験を行なつた.<BR>1) 製品水分は塔内風速, 空気温度が高く, 平均滞留時間が長いほど低水分となり, 空気温度が100℃以上であれば, 本試験の範囲内においては0.1%以下の水分となる.<BR>2) 粒子重量基準の熱容量係数は次の実験式で近似できる.<BR>ha'H=0.001△p0.751.25<BR>3) 熱効率は, 同一条件の気流乾燥器のそれとほぼ等しく, 次の実験式で与えられる.<BR>η=120(t2-ta)-0.33<BR>(t2-ta)=5.1×10-7(GT・t1)2/MT<BR>4) 流動層により乾燥すると, ブレーク塩では結晶の破砕が少ない. 洗浄塩では団粒化する傾向があり, これは風速低く, 空気温度の高いほど著しい.<BR>5) 流動層の滞留量と圧力損失はほぼ等しく, また, 溢流口高さおよび風速と滞留量との間には次の関係がある.<BR>H=398lu-0.796) 流動層の状態観察によれば, 塔内風速は0.75m/sec前後が適当と思われる.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679574186112
  • NII論文ID
    130004417375
  • DOI
    10.11457/swsj1950.15.5-6_215
  • ISSN
    21870322
    03695646
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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