重要度マップと流線照明モデルに基づく選択的3次元LICボリュームレンダリング

  • 鈴木 靖子
    お茶の水女子大学大学院人間文化研究科
  • 藤代 一成
    お茶の水女子大学理学部情報科学科 財団法人高度情報科学技術研究機構(RIST)
  • 陳 莉
    財団法人高度情報科学技術研究機構(RIST)

書誌事項

タイトル別名
  • Selective 3D LIC Volume Rendering Based on Significance Map and Streamline Illumination Model
  • ジュウヨウド マップ ト リュウセン ショウメイ モデル ニ モトヅク センタクテキ 3ジゲン LIC ボリュームレンダリング

この論文をさがす

説明

密な流れ場の可視化を可能にした流線畳み込み法(Line Integral Convolution:LIC)は, シンプルな手続きにもかかわらず, 流れの精緻な構造や大域的な特徴を直感的かつ効果的に可視化できるため、現在、流れの可視化の代表的な方法になりつつある. この方法の拡張における重要な方向性の一つに3次元化が挙げられる. これまで, いくつかの手法が提案されたが, 3次元のボリュームに対し, 流れの方向にそってLIC計算を行った後に視線方向にボリュームレンダリングを行うアプローチは, 相関テクスチャを相殺してしまうため効果的ではないとされてきた. 本論文では, 流体位相解析から導出される重要度マップと3次元流線にハイライト効果を与える照明モデルを用いて, 選択的にLICソリッドテクスチャをボリュームレンダリングする手法を提案する.

収録刊行物

  • 画像電子学会誌

    画像電子学会誌 30 (4), 379-387, 2001

    一般社団法人 画像電子学会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (20)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ