直交変換・非因果的内挿予測ハイブリッド符号化による符号化効率の向上

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タイトル別名
  • Improving Coding Efficiency by Hybrid Coding Using Non-Causal Interpolative Prediction and Orthogonal Transform

抄録

本論文では,帰還差分量子化に基づく内挿予測と直交変換を組み合わせたハイブリッド符号化方式を提案する.直交変換にはH.264と同様にDCTを用いる.提案方式では,ブロックごとに内挿予測誤差を算出し,それをDCTした信号に対して帰還差分量子化を行う.量子化の際,低次成分を先に量子化し,その後は高次成分から量子化する順序変更と符号化誤差の増加率に基づいた量子化ステップを変更を導入する.本手法により,直交変換による信号電力の集中を実現し,高次成分の切捨てによる符号量の削減が可能であることを示す.計算機実験では,空間領域における帰還差分量子化法に比べて最大で2dBの品質改善が達成されることを示す.

収録刊行物

  • 画像電子学会誌

    画像電子学会誌 40 (6), 985-992, 2011

    一般社団法人 画像電子学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679588147200
  • NII論文ID
    130004438008
  • DOI
    10.11371/iieej.40.985
  • ISSN
    13480316
    02859831
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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