誤差拡散画像の非可逆符号化の検討—多値画像伝送方式と黒画素数伝送方式の提案と比較

書誌事項

タイトル別名
  • Lossy Coding of Error Diffused Images—Comparison of Lossy Multi-level Image Transmission and Number of Black Pixels Transmission
  • 誤差拡散画像の非可逆符号化の検討--多値画像伝送方式と黒画素数伝送方式の提案と比較
  • ゴサ カクサン ガゾウ ノ ヒカギャク フゴウカ ノ ケントウ タチ ガゾウ デンソウ ホウシキ ト クロ ガソスウ デンソウ ホウシキ ノ テイアン ト ヒカク

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抄録

誤差拡散法の非可逆符号化方式は画質に応じたビットレートの制御を行える点で興味深い.本報では,非可逆符号化の実現方式として,ハーフトーン画像の基となる多値画像情報をロッシー符号化伝送し,受信側で誤差拡散処理を施す多値画像伝送方式と,誤差拡散画像の水平方向に隣接する2画素ペアを単位として,そのペアにおける黒画素数(3値)を送信し,受信側では周囲の2画素ペアにおける黒画素数(3値)情報を参照して注目2画素ペアのビットパターン(4値)を推測復元し表示する黒画素数伝送方式の提案を行い,両者の画素当たりビットレートを同一として逆ハーフトーン化画像による評価を行った.その結果,一般に高周波成分が支配的な画像では黒画素数伝送方式が優れ,低周波成分が支配的な画像では多値画像伝送方式が優れることがわかった.

収録刊行物

  • 画像電子学会誌

    画像電子学会誌 36 (3), 227-234, 2007

    一般社団法人 画像電子学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (16)*注記

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