鶏の採食・飲水行動測定装置について

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抄録

鶏の採食・飲水行動の研究に関して、従来から時間や手間がかかるなど研究方法、装置等に問題が多く、著者らは長年、採食・飲水行動測定用の装置についての検討を重ねてきた。採食行動とくに採食時間、採食回数の測定には、赤外線ビームイスッチと遅延リレー、クロック、カウンターを組合わせた装置が、飲水行動とくに飲水時間、飲水回数の測定には、キャパシティリレーと遅延回路、クロック、カウンターを組合わせた装置が有効に使用できた。各鶏間の採食量の変動に比して、各鶏間の採食時間、採食回数、採食速度は変動係数が大きく、又、各鶏内よりも各鶏間に変動が大きく、すなわち採食行動には大きい個体差があると推察され、鶏の採食行動を研究する際に留意すべき点と考えられた。

収録刊行物

  • 家畜の管理

    家畜の管理 11 (3), 61-70, 1976

    日本家畜管理研究会(現 日本家畜管理学会)

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679610799104
  • NII論文ID
    110003852556
  • DOI
    10.20652/kachikunokanri.11.3_61
  • ISSN
    24330175
    03888207
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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