閉塞性黄疸を来した膵炎症性偽腫瘍の1例

書誌事項

タイトル別名
  • Report of a pancreatic inflammatory pseudotumor causing obstructive jaundice
公開日
2013
DOI
  • 10.2958/suizo.28.588
公開者
一般社団法人 日本膵臓学会

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説明

症例は48歳,男性.近医で黄疸指摘され,当院紹介となった.腹部CTで胆管拡張と膵頭部に腫瘍を認め,緊急ERCP施行した.下部胆管の閉塞を認め,ENBD tubeを留置した.FDG-PETでは膵頭部腫瘍に一致した集積を認め,膵頭部癌の診断で膵頭十二指腸切除術を施行した.術後はGrade Bの膵液瘻を認めたが軽快し,術後25日目に退院となった.病理組織学的診断は炎症性偽腫瘍であった.炎症性偽腫瘍が膵に発生する頻度は非常に少ない.自験例を含む膵炎症性偽腫瘍の10例の臨床所見と画像所見を比較検討したが特異的な所見は認めず,術前診断では良悪性の鑑別は困難であった.閉塞性黄疸を発症した膵腫瘍症例では鑑別診断として,膵炎症性偽腫瘍も考慮する必要があると考えられた.<br>

収録刊行物

  • 膵臓

    膵臓 28 (4), 588-593, 2013

    一般社団法人 日本膵臓学会

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参考文献 (19)*注記

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