旭川医科大学における脳卒中の診療実績とその検討

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  • Impact of stroke team on clinical performance for stroke at Asahikawa Medical College Hospital

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説明

【背景・目的】旭川医科大学では脳卒中診療の迅速化と標準化のため,2006年1月にストロークチームを発足させた.ストロークチームとして診療したデータを,発足以前のデータや全国のデータと比較し,今後の脳卒中診療について検討することを目的とした.【方法】主な対象はストロークチームが2006年の1年間で診療した脳卒中患者158例とした.脳卒中データバンク2005や,ストロークチーム発足以前の2001年から2005年までの神経内科単独の診療実績と比較した.【結果】比較した各項目で脳卒中データバンク2005のものとほぼ類似し,ストロークチームの診療した集団は全国のものに近似していた.早期に来院するケースが著しく増加していた.ストロークチームが発足したことにより,本学の脳卒中診療が迅速化し標準化されていることが示された.【結論】更なる脳卒中診療の質の向上のため,ストロークユニットの設立が望まれた.<br>

収録刊行物

  • 脳卒中

    脳卒中 30 (5), 668-673, 2008

    一般社団法人 日本脳卒中学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (21)*注記

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